折り紙でバラを作ろう① の続きです。今回は一気に立体的なバラになるまでを紹介します。
1枚の折り紙からバラの作り方
写真上の青線と「∧」は山折、ピンク線「∨」は谷折の記号としています。折るときの参考にしてください。
バラ① 正五角形→山谷に折る
下の図は正五角形に切り出した直後の状態です。
切り出した正五角形を中心点から正五角形の頂点までの線を谷折、正五角形の辺までの線を山折にします。イメージは鶴を折るときのような感じです。
バラ② 鶴の途中→こたつ型にする
鶴の途中から折り筋をつけて、中心点を内側に織り込みます。イメージはこたつです。
最後の図は広げたときのイメージです。
バラ③ こたつ型に折り筋をつける
こたつ型の上部分を手前において、左上の頂点から右下の頂点に合わせて谷折りをします。
これを5つ繰り返します。
続けて、上下ひっくりかえして、左下の頂点から下の頂点までの辺を、先ほどつけた折り筋に合わせるように谷折ります。これを5つ繰り返すと右のような折り筋が付きます。
バラ③ こたつ型から折り筋どおりに折る→箱船型に
先ほどつけた折り筋通りにおり、右側をめくって5つ折ります。広げて上からみると下図のようになります。
バラ④ 箱船型に折り筋をつける
箱船型の上辺を右側に置き、箱船型の上辺の中心から垂直線に谷折りをします。これを5つ繰り返します。右側の図は上から見た様子です。
次に下図のように、箱船型の上辺を左上の頂点から下の線に沿って山折します。その後、先ほどの折り筋に合わせて谷折にします。
折ったところは下図のとおりです。
一番上の紙の頂点を先ほど谷折りにした線に合わせてずらすよう折ります。
これで折り筋がつきました。折り筋を広げて箱船型に戻します。
バラ⑤ 箱船型→立体に折る
箱船型の一番上の紙を手前に広げて、先ほどの折り筋通りに折ります。
順次、時計方向に4つ目まで折ります。
4つ目まで折ったら、時計方向の最初に折ったものを広げます。
ここが一番難しいところです。
5枚目を折ったら、1枚目を元にあった位置に折りこみます。
全部折ると下図のように立体的になります。
上から見た図と下から見た図です。
バラ⑥ 仕上げ(花びらをひらく)
下図の通り、一番外側の部分にクリップ等を入れて広げます。
上の部分を外に広げると完成です。
上からみた図 下から見た図
いかがでしたでしょうか。
今回、両面同色のタント紙の折り紙を使用しました。次回はガク、葉を作り、仕上げます。
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