通信費を見直したら年間6万円節約できました。(生活費の最適化①)

くらし
Image by Jan Vašek from Pixabay

2021年の春ごろから携帯電話料金の値下げが話題になりましたね。20GBで3000円以下という、従来の携帯電話の金額からすると、かなりお得なプランが大手キャリアから発表されました。

大手キャリアのまま安いプランに切り替えるという方法もありますが、格安SIMに切り替えるという方法もあります。格安SIMの場合は手持ちのスマホをそのまま使用できます。

私たち夫婦はYouTubeの動画に感化されて、2020年8月に携帯電話会社を格安SIMの会社に変更しました。その結果、2021年5月の通信費は二人分で3000円以下まで減りました

固定費が下がると毎月の支出が下がるため、収支のバランスが改善します。それによって貯蓄率があがり、貯蓄や投資に回すお金を生むことができます。

今回、携帯電話会社を変えた経緯と変えてからの通信費の推移についてご紹介します。

スポンサーリンク

ガラケー愛好者からタブレット愛好者へ

私はもともと、10年以上同じガラケーを使用しているくらい、携帯電話に関しては無頓着でした。実際、格安SIMの会社に変更した2020年8月までは、ガラケーを使っていました。

理由としては、次の2点が挙げられます。

  • 通信費が3000円以下(スマホに変えるともっとかかる)
  • 3回線まで通話料無料(母、祖母との長電話に対応できる)

特に3回線まで通話料無料というのは、スマホに切り替えるとプランがなく、通信費が上がるデメリットしかなかったため、変える気になりませんでした。もちろん、ネット環境は、かなり不便です。インターネットはパソコンからしかできず、Lineを何とかパソコンに入れて、使っていたほどです。

相方と結婚した際、当時相方はdocomoで私はauでした。どちらも家族回線とセットだったため、二人ともそのまま変わらず使用していました。

そののち、携帯電話とタブレットの2台持ちという方法を取りました。相方の通信費(スマホのみ)と比較しても2台持ちの方が安かったので、そのまま使用していました。

タブレットになって、飛躍的にインターネット環境が良くなりました。特にLine電話はタブレットでもできるので、電話代がほぼ不要になりました。

YouTubeの動画に感化されて、固定費削減が支出削減に一番有効という考えに変わり、2020年8月、タブレットの通信費が3000円値上げするというタイミングで、相方と共に格安SIMへ切り替えました。

その際、私のガラケーは切り替えに使用できないため、相方のスマホを譲り受け、別途iPhoneを購入し、そちらは相方が使うことにしました。

大手キャリアから格安SIMへ

共働きのため、携帯電話会社の切り替えに多くの時間を割くことはできません。1日で携帯電話の会社を切り替えるため、前もって色々準備を進めました。

どの格安SIMにするかは、相方の希望でdocomo回線での通信速度がよさそうなOCNモバイルONEに決めました。

当時相方と私は、それぞれ携帯電話を契約していたので、まず契約者を相方に一本化しました。契約者を一本化することで、OCNに切り替えたときにデータ通信費の共有ができます。名義がバラバラだと、データ通信費の共有ができません。

次に、携帯電話の解約と格安SIMの契約が同じ場所でできる、ヨドバシカメラでの切り替えを決めました。OCNの窓口はそんなにありませんが、ヨドバシカメラ内にあったので、同日にすべて完了できるように工夫しました。

まず初めに、OCNの窓口でプランの説明や大手キャリアの解約からOCNへの契約について説明を聞きました。必要な作業として次の通りです。

  1. 妻のタブレットの解約のためにSIMカードのロック解除(ネットで作業可能)
  2. 妻のタブレットの解約(au窓口での対応。このとき、携帯電話の解約はしない。)
  3. 妻のMNP(モバイルナンバーポータビリティ)の設定(ネットで対応)
  4. 夫のMNPの設定(電話対応)
  5. OCNモバイルONEへの切り替え(契約・SIMカード設定)

携帯電話の解約を窓口でするとなると、引き止められそうと思うと精神的に苦痛だったので、ネットや電話対応のみで完了することを知ってかなり気が楽になりました。

上記1~4までを午前中に行って、お昼を食べた後、OCNで契約したので、1日ですべて完了することができました。

OCNの切り替えの際、音声SIMカードを2枚、データSIMカードを1枚購入しましたが、キャッシュバックキャンペーンを最大限利用するため、音声SIMカードを2枚余分に買いました。そのため、しばらくは通信費が高くなっていますが、徐々に減っていきました。

通信費の推移

通信費の推移はグラフの通りです。2019年1月から2021年5月までの推移です。

通信費 2019年1月~2021年5月

2019年1月時点では、相方はスマホ、私はガラケーとタブレットです。相方はいろいろなオプションがついていたので、私の通信費の約2倍でした。2019年11月にオプションを解約したため、ほぼ通信費は同じ金額になりました。2020年4月の通信費上昇はおそらく電話の使いすぎかと思いますが、よくわかりません。

2020年8月1日に携帯電話を切り替えたため、2020年8月までは大手キャリアの料金です。MNPの手続きや解約手数料の影響で一時的に金額が上がっています。

2020年9月以降は格安SIMに切り替えたため通信費が夫婦で一元化しました。キャッシュバックの恩恵を受けるためのオプションを解約したり、音声SIMを解約して、2021年2月にようやく割安感がでてきました。

2021年4月、大手キャリアの携帯電話料金の値下げの影響で、OCNでも料金値下げが行われました。一番大きかったのは音声SIMの利用料が1枚あたり600円から120円に減ったことです。音声SIMは2枚だったので、960円の値下げとなりました。その他、基本料金は1380円から1080円になりました。あと、あまり電話を使わないことが分かったので、かけ放題(1台あたり850円)を解約しました。その結果、2021年5月の通信費(2021年4月の使用料金)は過去最安の2734円となりました。

2021年5月の請求額(スマホ2台、タブレット1台、6GB)は次の通りです。

OCNモバイルONE/基本料1080円(合算)
ユニバーサルサービス料金(ONE)6円(合算)
OCNモバイルONE/容量シェア利用料800円(合算)
モバONE/音声SIM利用料240円(合算)
モバONE/留守電サービス利用料300円(合算)
モバONE/通話料60円(合算)
消費税相当額(合算分)248円(非対象等)
通信費合計2734円
2021年4月通信費(2021年5月請求)

昔、ガラケーを使ってた時の通信費が2800円程度だったので、スマホ2台、タブレット1台でガラケー1台分の通信費というのは驚きでした。

通信費の比較(年別、キャリア別)

通信費を年別の月平均とキャリア別の月平均は次の通りです。

年別 通信費月平均
キャリア別 通信費月平均

年別の月平均は、2019年と比較すると半減以下となっています。

キャリア別の通信費は大手キャリアから格安SIMに切り替えたところで3800円ほど減少しました。今の通信費は月3000円以下のため、今後この差はさらに拡大すると思います。

格安SIMのデメリット

OCNモバイルONEに切り替えた当初、OCNモバイルONEアプリ内の「節約モード」をONにしていました。するとかなり通信速度が遅くなって、とてもストレスでした。相方に「節約モードにしてもWifiのときですら速度が遅くなるからoffにした方がいい」とアドバイスをもらったため、それ以降は特に不便は感じていません。通信量は2人で6GB以内に収まっています。

通話料については、家族にかけるときは電話でそれ以外はLine電話なので、通話料はあまりかかっていません。相対的にみても大手キャリアだったときにくらべてかなり通信費が減っているので、通話料がかかったとしても大手キャリア時代の通信費まではいかないと思います。

まとめ

携帯電話を格安SIMに変えたことで、通信費を大幅に下げることができました。1月あたり5000円、1年で6万円の節約となります。満足度を下げずに年間6万円も節約できたらとてもおいしいです。

家でのインターネットの通信費は4510円ですが、こちらは通信速度に不満があるので、近いうちに見直したいと思います。トータルの通信費はそれでも8000円以下になります。

携帯電話の解約手数料が高い、手間がめんどくさいなど、切り替えを検討しているけどなかなか一歩を踏み出せない方の背中を押すデータとなれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました